2016年12月31日土曜日

除夜の鐘とは


いよいよ今日は大晦日ですね!
本日、午後11時45分から0時30分まで妙行寺では鐘をつきます。

ところで除夜の鐘とはいったい何なのか皆さまご存じでしょうか?

よく、鐘をつくことで一〇八つの煩悩を消してしまうと聞きます。
しかし、鐘をついたくらいで煩悩はなくなるのでしょうか?なくさなければならないものなのでしょうか?

親鸞聖人は「不断煩悩得涅槃(ふだんぼんのうとくねはん)」とおっしゃいました。これはお正信偈の一説にでてきます。
煩悩を断ち切らないままで、涅槃の領域にいたる、ということです。

大切なのことは煩悩を消し去ることのできない私の身の真実を見つめるということです。

ぜひ、皆さま、今年一年最後の締めくくり、そして新年の新たな始まりは、仏さまと一緒にお迎えしましょう。
鐘をついたら、そのまま本堂へお参りください。
〇時より本堂でお勤めをいたします。皆さま、一緒にお参りいたしましょう。
坊守

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